ジャノメの「人事給与システム」は、当社を含むジャノメグループ全体でシェアード化を行い、シナジー効果を上げることを目的とし、
開発コストの低減を図るためERPパッケージ（COMPANY）を導入した再構築を行いました。
また、「販売管理システム」 「経理システム」も同様にグループ全体で共通のERPパッケージ（SAP）を導入し、再構築を行いました。

その他金融業様の「データ入出力システム」については機能面において現行システムで充足しておりました。
期間、費用的な問題を解決するために、システム内部に手を加えず、当社の協業先のホストコンピュータ（AP8000）上にモジュールを移行しました。
また、オペレーションについても協業先に移管。システムの運用面については
運用管理ツールをA-AUTOからJP1に変更し、従来通り当社が行うこととしました。

当社の「受託処理システム」は移行コストの低減を図るため独自ツールによるCOBOL85からCOBOL2002へのストレートコンバージョンおよびデータ移行を行い、加えて出力データの現新比較も独自ツールにより自動化いたしました。
さらに、データ出力形式を旧式の媒体（CMT、フロッピー、紙媒体）からオンラインストレージ（PrimeDrive）に変更することで
運用コストの低減を行いました。

以上メインフレーム（MP5600）上の全システムの移行が2011年12月に完了し、
2011年12月28日にマシンの完全停止を行いました。
このマイグレーションおよび再構築の結果、ハードウェアの年間保守コストを大幅に削減することができ、
サーバ化により細分化された基盤は、業務の変更に柔軟に対応できるものとなりました。